【岡崎市】千万町町のミツマタ群生地は、まるで夢の中にいるような黄金郷でした。
旧額田郡である千万町町(ぜまんじょうちょう)では、毎年3月中旬から4月中旬にかけてミツマタの最盛期を迎えます。杉林の根元を覆う山一面のミツマタは、まるで、この世のものとは思えないほどの美しさ。今年も早朝から夕方まで、多くの見物客で賑わいました。
ミツマタは和紙の原料として有名です。枝の先が3つに分かれているため「ミツマタ」という名がついたそうです。ひとつひとつのふさはこんな感じで綺麗なまんまる。よーく見ると細かい花がたくさん集まっていますね。
ミツマタはジンチョウゲ科に属する植物です。そのため、花が咲くと似たような甘い香りが漂い始めます。今年も山全体が、ふんわりとした優しい香りに包まれていました。
こちらはミツマタの幼木です。地面から出てきた幼木を見物客が踏まないよう、周りを石で囲っています。こうした地元の人たちの地道な努力が、この美しい奇跡の風景を作り出しているのでしょうね。
シーズン期間中だけ、臨時駐車場が用意されています。トイレの用意はありませんので、来る途中にある千万町楽校(旧千万町小学校)に寄るなどして、済ませてから行くと良いでしょう。
千万町町のミツマタ群生地はこの辺り↓↓
(みたはる)