【岡崎市】防災意識は全国で高まる一方、中部地方は備え不足? 「保存食・ローリングストック」の実施率が最下位?
防災意識は全国的に高まり6割超え
中部電力ミライズ株式会社が、全国47都道府県の男女1,200名を対象に実施した「防災に関する調査」によると、全国的には防災意識が着実に高まっています。
「防災意識が高まっている」と答えた人は6割を超え、前回調査から4.2%増加しました。地震や豪雨災害の報道、SNSでの情報共有、さらには異常気象の増加が背景にあると考えられます。
中部地方だけが「備蓄の減少」という結果に
全国的には「保存食・飲料水」「防災用品」の備蓄が増加傾向にあります。
しかし中部地方では、この項目だけが減少するという特徴的な傾向が見られました。
2024年12月と2025年7月の調査を比較すると、
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「十分に備えている」と答えた割合は 8.5% → 5.7% に減少
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「全く備えていない」と答えた割合は 18.0% → 13.3% に減少
一見改善しているようにも見えますが、全体の備蓄意識はわずかに0.9%減少しており、他地域と比べると中部地方の防災準備は停滞気味といえます。
ローリングストックの実施率、中部地方が最下位
特に目立ったのは「ローリングストック(普段から食品や飲料を消費しつつ買い足して備蓄する方法)」の実施率です。
全国平均が 24.4% であるのに対し、中部地方は 20.4% と最下位。近畿地方(33.1%)や関東地方(29.1%)と比べても差が大きく、防災に向けた備えの遅れが浮き彫りとなっています。
ハザードマップ確認率も低め
さらに「ハザードマップを確認している」と答えた人の割合も、中部地方は 35.8% と全国平均(39.4%)を下回りました。
東北地方(48.4%)や中国地方(44.8%)など、過去に大規模災害を経験した地域と比べると、やや意識の差が感じられます。
岡崎市でできる身近な防災対策
防災の基本は「知ること」と「備えること」です。
岡崎市に暮らす皆さまも、次の3つから始めてみてはいかがでしょうか。
・ハザードマップを確認する – 自宅や職場周辺のリスクを把握する
・ローリングストックを取り入れる – 普段の食料品や飲料水を少し多めに買って循環させる
・防災用品を点検する – 懐中電灯、モバイルバッテリー、救急セットなどを定期的に確認
突然の災害に備えるためには、小さな行動の積み重ねが大切です。今回の調査結果を、日頃の防災を見直すきっかけにしていただければと思います。
詳しくは「for 保存食ローリングストックプラン」も参考にしてみてください。
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