【岡崎市】ホタルが主役の夜。「鳥川ホタルまつり」で自然と光の芸術を感じる
岡崎市の初夏の風物詩として知られる「鳥川ホタルまつり」は、毎年6月に自然豊かな鳥川町で開催される人気のイベント。ゲンジボタルが舞う幻想的な光景を求めて、県内外から多くの方が訪れます。
2025年は6月1日(日)~6月25日(水)までの開催の予定。
ホタルが活発に飛翔するところを鑑賞するのに最適な時間帯は20:00頃から21:00頃とされています。
このイベントが行われる鳥川町は、「ふるさと鳥川ホタルの里」として環境保全が進められている地域です。
地元住民や保存会の方々による丁寧な取り組みにより、川の水質や周辺の自然環境が保たれ、毎年数千匹に及ぶホタルが観賞できる環境が守られています。
農薬を使わない農業や川の清掃活動など、地道な努力の積み重ねが今の美しい景観を支えているのです。
期間中は、展示施設「ホタル学校」が、21:00まで開館しています(※火曜日は定休)。ホタル観賞の前に、ホタルの生態や環境保全に関する展示をご覧になることで、より深く自然と向き合える時間となるでしょう。
会場では照明が極力控えられており、訪れる方は自然の静けさと闇夜に浮かぶホタルの光をじっくり楽しむことができます。
ホタルはとても繊細な生き物です。懐中電灯やスマートフォンのライトは極力控えましょう。夜間は冷え込むこともありますので、長袖の上着などの準備もあると安心です。
駐車場には限りがあり、特に見頃の時間帯は混雑が予想されます。お車でお越しの際は早めの来場がおすすめです。また、ホタル観賞の際は私語を控え、自然の音に耳を澄ませながら静かに過ごすことが、この美しい空間を守るためにも大切なマナーとされています。
鳥川ホタルまつりは、ただの観光イベントではなく、自然と共に生きる地域の姿勢が感じられる心温まる時間です。
日々の喧騒から少し離れて、静かな夜のひとときを。
皆さまもぜひ、初夏の夜に光る命のきらめきを体験しに訪れてみてはいかがでしょうか。
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